株式会社リョケン

旅館経営の知恵

-リョケン研究員が
お届けする経営のヒント-

12.ノンサービスのフリーラウンジ

これから注目すべき旅館業界のキーワード12

注目すべきキーワード12アフターコロナに向けた旅館の商品整備、再構築ヒントとなるキーワードの12つめは、「ノンサービスのフリーラウンジ」を取りあげてみます。

ノンサービスのフリーラウンジ

お客様の時間消費、滞在を促すラウンジスペースの創出が必要になっていると思います。ラウンジ、スナックの売上推移からもわかるように、旧来のロビーラウンジやスナック・バーの形態では今のお客様のニーズに合致しないと判断すべきです。コーヒーをはじめとするソフトドリンクの提供についての相対的価値は低下してきています。従来のような単価で提供するには、かなりの付加価値を感じさせる商品の質、サ-ビス対応のクオリティが求められます。

 

今後はドリンクもスナックも自由に楽しめるスペース(ラウンジ)が必須のアイテムではないか思います。そのスペースには雑誌やグッズなど時間を消化するための小道具なども用意し、「部屋以外の滞在スペースの提供」を意図するものです。部屋内だけの滞在では、時間消費のバリエーションが限られてしまいます。このフリーラウンジを核として、外部周辺の環境を体験するアクティビティへ展開していく方向などを考えていくべきだと思います。

 

このことはオールインクルーシブのシステム採用の前段階の対応でもあります。

 

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