株式会社リョケン

さらなる高質化に向けた既存客室の改装と おもてなしの本質を体現するラウンジのリニューアル

静岡県/稲取温泉 食べるお宿 浜の湯

2025.12.04

立礼茶室「ZEN」

静岡県/稲取温泉「食べるお宿 浜の湯」様は 2025年7月に既存客室4室をリニューアルしました。また、11月には立礼茶室とライブラリーラウンジをオープンし、浜の湯での新たな過ごし方を提供しています。

客室とラウンジの高質化に向けたリニューアル

「食べるお宿 浜の湯」様では、継続的に商品整備を行なっており、2022年~2024年にかけて露天風呂付き客室の増室や食事処の新設等の大規模なリニューアルを実施しましたが、この度、さらなる高質化に向けて既存客室とラウンジのリニューアルを2期に分けて行ないました。
4階の和室2室をベッド+和室、ビューバス、テラス付の客室へ改装すると共に、引き続き部屋出し対応が可能な座卓と椅子・テーブル式の2タイプとしました。また、5階の和室2室は、シャワーブース付の和洋室に簡易改装し、客室グレードをアップさせ、稼働率と単価の向上を図っています。
1階のラウンジは、2016年のフロント・ロビーのリニューアル時に積み残しの課題となっていた喫茶コーナーとカラオケルームを、立礼茶室とライブラリーラウンジへと改装しました。また、あわせてお客様のご指摘の声が多かった、ロビー横のパブリックトイレのリニューアルも実施しています。

瑠璃(RURI)401・402(59㎡)

浜の湯様では夕朝食ともに部屋食を基本としていますが、401はお客様からの要望が近年増えている、「畳に椅子・テーブルを配したダイニング」形式としました。402は旅館文化をより感じていただくため、従来からの「畳に座卓」の形式としました。
両室ともに天然温泉のビューバスとテラスを新たに設け、水平線を眺めながらの入浴を楽しんでいただく空間としています。

「瑠璃」居室にもなるダイニング(401)
「瑠璃」居室にもなるダイニング(401)
「瑠璃」天然温泉のビューバス
「瑠璃」天然温泉のビューバス

碧(AO)501・502(48㎡)

501・502共に、食事は部屋食を基本としているため、4階客室と同様、椅子・テーブルと畳に座卓の2タイプを設けました。
海を眺められる窓側を正面に見る形でベッドを配置し、水平線を眺めながらの贅沢なくつろぎを提供します。なお、簡易改装のため、サッシや内装の一部等は従来のままとしています。

 「碧」座卓タイプの居室(502)
 「碧」座卓タイプの居室(502)

立礼茶室「ZEN」

従来の喫茶コーナーを改装し、裏千家の本格的なお点前を行う茶処を新設しました。呈茶はどなたもご利用いただきやすいよう、椅子席(立礼席)とし、大きな木テーブルが特徴です。
伝統的な茶席は「食べるお宿 浜の湯」が大切にしている、文化を体現する空間となっており、一服の呈茶は 25分程で、どなたでも体感いただけるよう、海外のお客様には英語での解説も対応しています。※1人2,200円 ( 要予約・4名様まで ))

メモリアルライブラリー

従来カラオケコーナーであったスペースを改装し、故石原慎太郎氏と浜の湯とのご縁を記念したライブラリーラウンジを新設しました。幅広いジャンルの図書を取り揃え、フリードリンクとともに智と思索の旅を楽しむことをテーマとした時間と空間を提供しています。

メモリアルライブラリー
メモリアルライブラリー

食べるお宿 浜の湯

所在地
静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1017

工事関連

施主
株式会社ホテルはまのゆ
開業協力
株式会社リョケン
設計・管理
株式会社ミュゼオ一級建築士事務所
施工(第1期)
有限会社UNITED
施工(第2期)
株式会社KUMA Enterprise
工期(第1期)
2025年5月7日~7月14日
工期(第2期)
2025年9月9日~10月23日
総投資額(第1期)
約9,500万円
総投資額(第2期)
約1.2億円

新着記事

立礼茶室「ZEN」

2025.12.04

さらなる高質化に向けた既存客室の改装と おもてなしの本質を体現するラウンジのリニューアル

萩姫の湯

2025.11.06

個人客化対応とコスト削減をかなえる大浴場刷新

2025.09.18

一條家の原点に帰り「新型系リゾートホテル」をオープン

2025.05.23

個人客化に対応するための個室ダイニングをオープン

2024.12.05

高付加価値化事業に伴い、ソフト商品力を強化

テラスラウンジ

2025.02.28

【テラスラウンジ×ミニドッグラン】寛ぎのパブリックエリアを新設

自在荘_ロビー

2025.01.27

事業承継を見据えた経営基盤構築 高付加価値施設への進化を図る大規模リニューアル

2024.12.26

顧客層の転換とブランド価値の向上 登山電車で行く温泉施設「雲上の停車場」オープン