株式会社リョケン

旅館の商品整備事例 2022年

元気印の旅館紹介

旅館の商品整備事例 2022年(施設数・12軒)

2022年にリョケンがお手伝いした旅館の商品整備事例をご紹介します。

INDEX 

元気印の旅館紹介動画(前編/後編)

アンカー

個人向けにより特化した居心地の良い客室づくりを目指し、ベッドタイプにリニューアル

1. 富山県/砺波市 風流味道座敷 ゆめつづり

4階の和室5室を、より個人向けに特化した居心地の良い客室づくりを目指して、既存の壁や天井やサッシなどは残しつつも、ベッドタイプにリニューアルしました。ベッドタイプに変更することで、不要になった押入れのスペースを、踏込みや洗面周りと調整し、シャワーブースを設けることが可能になりました。

なでしこ1 なでしこ2

▶▶詳しい情報は、プレスリリースページから

 

滞在価値を高める新しい過ごし方を提案した、プレミアムラウンジ

2. 兵庫県/有馬温泉 兵衛向陽閣

東館9階のスペースを、兵衛のおもてなしの原点「みや」の名を冠したプレミアムラウンジ「みやてらす」に改装し、2022年3月にオープンしました。今までにないくつろいだ滞在時間を提供するために、庭園に面した開放的な空間で、思いのままに過ごせる場所として整備されました。
「六甲山の土」と「有馬の川や温泉の水面(みなも)」をイメージした床やファブリック、柔らかく包み込むようなフォルムの椅子やテーブルなどにより、心地よくリラックスできる空間づくりを目指しました。景色を眺めながら語り合うペアソファーや、本を読みながら自分の時間を満喫するハンギングチェアなど、多彩なくつろぎ方を用意しました。ナチュラルな素材やアースカラーでまとめたアートやディスプレイで、お客様の旅の記憶に残る時間と体験を提供します。

みやてらす1 みやてらす2

ダイニングを配した、より上質な滞在が可能な個人向け高質客室へリニューアル

3. 静岡県/熱海温泉 新かどや

特別室と既存和室の2室を改装し、2022年2月にオープンしました。

特別室「光」

1階には3間の和室、2階にベッドルームとリビング、さらに専用のプールと露天風呂を備えたメゾネットタイプのお部屋です。今回の改装では、お部屋での食事提供の負担を軽減するため、1階の和室の10畳部分にダイニングを設けました。また、1階の4.5畳の和室には、新たにベッドを配置しました。2階のリビングスペースは、より上質な雰囲気のある空間にリニューアルしました。

特別室光

客室「高砂」

10畳・8畳・6畳の和室3間からなる南館客室「高砂」は、布団敷きで対応していた6畳の部屋をベッド化し、10畳の部屋にダイニングを設けました。また、客室内の浴槽や洗面周りも更新し、より上質な滞在が可能な個人向けの客室として、リニューアルしています。

客室高砂

「個人客化」に対応する新たな価値を創造、新時代を表すプレミア客室等を新設

4. 福島県/磐梯熱海温泉 ホテル華の湯

2021年度の第2期投資として、新プレミア客室「松韻(しょういん)」を新設し、離れ松林亭専用のラウンジとダイニングを整備しました。

ジャパニーズツイン松韻

松林に吹く心地よい風をイメージし、木や緑を感じるナチュラルな和モダンスタイルの「ジャパニーズツイン松韻」は、快適な居住性はそのままに、和テイストを加えた2名様専用のプレミアツインベッドルームです。

松韻

離れ松林亭専用プレミアラウンジ「比翼 hiyoku」

「比翼」は、離れ松林亭宿泊者専用のプレミアラウンジです。ドリンク、スイーツ、おつまみなど、滞在時間をゆっくりと楽しんでいただけるメニューを用意し、湯上りや夕食後のリラックスタイムを演出します。

比翼

離れ松林亭専用ダイニング「分水 bunsui」

専用ダイニング「分水」は、プライベート感ある個室ダイニングとして、離れ松林亭を利用されるグループのお客様の食事にお応えできるよう、新設しました。

分水

オンライン施設見学動画 ホテル華の湯(株式会社栄楽館)

アンカー

美味しく、豊かに、福井食材を楽しめる個人客向けのテーブルダイニングへ

5. 福井県/あわら温泉 グランディア芳泉

レストラン、料亭に加え、3つめの食事処として「ダイニング福樂(ふくら)」を2022 年4月1日にオープン。二次会施設のクラブを個人客向けの食事処へ改装しました。「美味しく、豊かに、福井食材を楽しむテーブル・ダイニング」をコンセプトとし、内装は落ち着きのある色調でまとめ、天井から下がるたくさんのペンダント照明がアイキャッチとなる特徴的なデザインとしました。
テーブル席とカウンター席があり、既存の区画や天井はそのまま残し、大幅な解体とならない工夫をしました。すべてのテーブルにIH調理器を仕込み、様々なテーブル料理を行えるようにしています。福井の食材にこだわり、希少な「A5ランク若狭牛」を使用した「しゃぶしゃぶ会席」をオープン第1弾としてスタートしました。
また、お客様ご自身で料理に飲物を合わせて楽しめる「セルフ・ペアリング」を設けています。アルコールだけでなく、ノンアルコールのお飲み物もカクテルで楽しんでいただく提案も行っています。

福樂ホール 福樂セルフペアリング

ブランドイメージの向上を目指したパブリック全面リニューアル

6. 富山県/魚津市 金太郎温泉

コロナ禍で加速した顧客ニーズの変化に対応するため、売店・ナイトクラブエリアを全面リニューアルし、個人・小グループ向け会食会場や、廊下やトイレなど、共用部分の整備を行いました。第二ロビーラウンジ「MOKU」は、天然木を活用した大小のテーブルを配し、オリジナルの木製照明器具を採用しました。

MOKU

ナイトクラブをギフトショップ「北前船(きたまえぶね)」に改装し、北前船で運ばれていた羅臼昆布などの海産物や、錫製品などの地域産商品の特設コーナーを設けるなど、従来の旅館売店とは一線を画した施設としました。富山を代表する鋳物メーカー「能作」などの地域名産品を揃えています。

北前船外観 北前船内観

日本酒をコンセプトにしたダイニング「蔵」を新設しました。富山の地酒をはじめとした日本酒と、地元産の素材を活かした料理を堪能できる空間となっています。プライベートダイニング「雲井(くもい)」は、畳に椅子・テーブルスタイルの和風ダイニングから、6室の個室ダイニングへ改装しました。

ダイニング蔵 ダイニング雲井

個人客化を見据える高質化改装で、紀淡海峡を望むくつろぎの新客室へ

7. 和歌山県/加太淡嶋温泉 大阪屋ひいなの湯

「海の見えるリニューアル和洋室」は全5室、10畳の和室を改装し、段差をなくし、ベッドを入れて女性や年配のお客様、外国人客にも居心地の良い客室としています。
また、大広間を改装し、「ツインベッドルームと8畳の和室に展望風呂を配した客室」2部屋を整備しました。リビングには、大きめのソファを配したくつろぎの空間を整えました。客室内に展望風呂を備えており、紀淡海峡、友ヶ島の眺めを満喫できます。

海の見えるリニューアル和洋室 展望風呂付ツイン+和室8畳タイプ

信州の魅力を体感する新たなレストランで 自社と地域の持続的発展を目指す

8. 長野県/鹿教湯温泉 斎藤ホテル

レストランは、目の前に内村川(うちむらがわ)、木造の五台橋(ごだいきょう)や文殊堂(もんじゅどう)を望む高台に、木造2階建てで新築しました。外観は深い森をイメージしたモスグリーンの落ち着いた色合いにしています。
2階のダイニングホールは、2名席を中心に全32席の構成で、天井からの照明器具は、社長自らが里山から切り出した木材を利用しています。また、壁面の照明器具も、木曽の職人によるヘギ板を使っています。
地元信州のワインと食材を生かし、フレンチをベースとしたこだわりのコース料理を提供しています。ワインは長野県産のみで揃え、ペアリングも提案しています。
1階にはラウンジを設け、お食事前のウエイティングスペースとして、食後にはフリードリンクを楽しむ場として整備しました。
食材は、地元農業団体と連携した、朝どれ野菜や、質の高いジビエなどの仕入れにこだわり、建築においても信州産の木材「唐松丸(からまつまる)」を採用、食器も県内の作家による作品を取り入れ、地産地消を徹底しています。

2Fダイニングホール イメージ

個人客の獲得と宿泊単価・稼働率のアップを図るため、和室14室をベッド化

9. 福島県/いわき湯本温泉 ときわの宿 浜とく

個人客の増加によニーズの多様化に対応すため、客室の改装、ダイニングの新設、浴場のリニューアルを段階的に進め、施設力を高めてきまた。今回は、西風館(せいふうかん)客室14室の8畳から14畳の和室を改装し、全室ツインベットまたはトリプルベットを設置しました。ベッド化により、和の空間からモダンな雰囲気に生まれ変わりました。また、同時に、運営の効率化・多機能化の一環として、布団敷・布団上げ、客室セットなどにかかる作業を縮小しています。

客室_1 客室_2

アンカー

和室18室を新たに温泉露天風呂付客室に改装し「温泉露天プレミアム」としてオープン

10. 石川県/山代温泉 ゆのくに天祥

宴会場などの個人向け会食場の整備を数年にわたり継続していますが、2022年は個人客に向けた客室づくりを中心に改装を実施しました。2021年10月に白雲の館の4階6室を「温泉露天風呂付客室」にリニューアル。2022年は同じ棟の4階から6階の18室も同様に改装しました。これにより、全24室の「温泉露天プレミアム」として、11月にオープンを迎えました。すべての客室の露天風呂には「源泉」が引かれ、滞在中いつでも自家源泉の温泉を楽しめます。
「温泉露天プレミアム」は、「ベッド付和室/和室/セミスイート」の3タイプ。家族や友人同士など、4~5名でも楽しめる仕様とし、主要ターゲット層に向けて、最適な提案を可能とする「露天風呂付客室」としています。
この他、2022年の改装事業として、天祥の館3階から8階の食事処「笙」、白雲の館9室、温泉たまごづくりを楽しめる「木陰の広場」、ロビーの一部も実施し、お客様が滞在を楽しんでいただける商品整備を進めています。

温泉露天プレミアム客室1 温泉露天プレミアム客室2

アンカー

コワーケーションルーム及びワーケーション客室改修と中庭の整備

11. 新潟県/越後長野温泉 嵐渓荘

棟名を「りんどう」から「翠悠館(すいゆうかん)」に変更し、ワーケーション対応客室3室(ワークデスク+ベッドルーム+テラス)に改修しました。客室の壁面には燕三条が誇「玉川堂」「マルナオ」のオリジナルレリーフが施されています。また、客室内で、自然を体感してリフレッシュできるデッキを設置しました。

翠悠館 みず木

36畳の和室宴会場を、ワークルーム兼食事処に転用し、有効活用可動式パーテーションで4区画に分割可能とた。椅子・テーブル席の食事処は、中庭側に広縁を設け、解放感ある個室にしつらえました。自慢の中庭の景色を眺めながらプライベートな空間で食事を堪能できます。また、個室食事処はワークルームとしても活用が可能です。

 

ワークルーム兼食事処

アンカー

「本物」を提供する宿として、お客様の寛ぎを大切にした新客室

12. 静岡県/稲取温泉 食べるお宿 浜の湯

お客様の寛ぎを大切にした新客室4室と、脱衣所、エントランスのリニューアルを行い、12月にオープンしました。従来はグループ用の食事処であったスペースに、源泉かけ流天風呂付き客室を新設た。
「一天四海(いってんしかい)」は、デッキテラスと露天風呂から絶景を眺める、浜の湯のおもてなしを極めた最上級スイートです。
「汐音(しおね)」は、広いデッキテラスと、優雅でゆったりした露天風呂を配した上質なつらえが特徴の客室です。※右写真:一天四海/左写真:汐音

一天四海 汐音

「睡月(すいげつ)」は、白木ベースの内装が特徴で、ラグジュアリーリゾートとての品格をそなえた客室です。
露天風呂付客室「宵兎(よいのうさぎ)」は、一番コンパクトなタイプながらも、4室の中で唯一、椅子・テーブル式のダイニングを設けた客室です。※右写真:睡月/左写真:宵兎

睡月 宵兎
旅館の商品整備事例 2022年
旅館の商品整備事例 2022年
元気印の旅館2022