株式会社リョケン

和歌山県・加太淡嶋温泉「大阪屋 ひいなの湯」 個人客化を見据える高質化改装で紀淡海峡を望むくつろぎの新客室へ

和歌山県/加太淡嶋温泉の「大阪屋 ひいなの湯」様が、東館3階の大広間を展望風呂付ツイン+和室8畳2室、西館3階の和室10畳客室5室を和洋室5室に改装しました。コロナ禍で団体客が減少する中、アフターコロナに向けて滞在の個人客化への対応をより強化します。

商品整備のポイント

和歌山市加太淡嶋温泉の大阪屋ひいなの湯様は、新型コロナウイルス感染症で一層加速した個人客化により、和室10畳や大広間の稼働率が下がっており、その対策が課題となっていました。そこで今回、西館3階の和室10畳5室を和洋室5室へ、東館3階の大広間を展望風呂付ツイン+和室8畳客室2室へ改装しました。

改装した客室全てで、ワイドな窓とウインドウカウンターを採用しており、客室内から紀淡海峡、友ヶ島の眺めを満喫できるとともに、ワーケーションにも利用しやすい客室にしました。今回の客室整備は、経済産業省の令和2年第三次補正予算「事業再構築補助金第2回公募」にて採択された「加太型ワーケーション」をテーマにしています。

海の見えるリニューアル和洋室(Fタイプ)

西館3階の10畳和室5室を、「和洋室」5室へ改装しました。改装仕様は、2018年に行った西館4階5室の改装とほぼ同様の内容で、段差をなくし、ベッドを入れて女性のお客様、年配のお客様、外国人客にも居心地の良い客室となりました。

これにより、これまで標準客室としていた10畳和室10室すべてが和洋室に改装されたことになり、新たな「標準客室」として販売していきます。

Fタイプ和洋室

展望風呂付ツイン+和室8畳タイプ(Gタイプ)

東館3階の大広間を、「展望風呂付ツイン+和室8畳」の客室2室へ改装しました。客室内に展望風呂を備えており、紀淡海峡、友ヶ島の眺めを風呂につかりながら満喫してもらえるようにすることで、Fタイプよりさらにワングレード高い客室としました。またリビングには大きめのソファを配し、飲み物などを楽しめるくつろぎの空間を整えています。

客室Gタイプ1
Gタイプ 展望風呂 客室Gタイプ2

オンラインショップ「ひいなのいいな」

こうした施設整備に加え、公式オンラインショップ「ひいなのいいな」を令和4年7月にオープンし、加太を中心とした和歌山の食材や商品などを販売しています。「リモートシェフ料理」(15,000円)では、オンライン(Zoom)で大阪屋ひいなの湯のシェフが、【天然真鯛の姿づくり】の仕上げをお手伝いします。本ECサイトは経産省「ものづくり補助金」に採択された補助金を活用しています。

リモートシェフ

大阪屋 ひいなの湯
所在地:〒640-0103 和歌山市加太海岸通り
Tel:073-459-1151
Fax:073-459-1154
URL:https://www.hiina.com/
客室数:20室

【工事関連データ】
施主:株式会社 ホテル大阪屋
総合企画:株式会社 リョケン
設計・監理:株式会社 佐々山建築設計
施工:正真建設 株式会社
着工:2022年3月20日
竣工:2022年7月7日
投資額:約1.1億円